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ソロRPG 「RUNE」を協力型ミニチュアゲームとして遊んでみる。(テストプレイ2023/04/30)

はじめに

RUNE』は海外発のダークソウルリスペクトのソロTRPGです。世界を統べる力の奪い合いによって散り散りに壊れて点在する「レルム」という空間はそれぞれに「RUNE(ルーン)」の力で存在を維持しています。ソロTRPGゲームマスターGM)は不要です。ゲームブックの様にプレイヤー1人で楽しむスタイルのTRPGです。GW に新しい遊びを探している方に丁度良い遊びとなれば嬉しいです。

 

RUNE』ではプレイヤーは「RUNE」を刻む能力を持つ「刻印者(こくいんもの)」としてレルムを訪れてRUNE を刻み写して自ら扱える力を増やす旅をしていくゲームです。

この記事では『RUNE』を協力型ミニチュアゲームとして遊ぶための情報をまとめています。

少ないミニチュアで遊べるのでミニチュアゲーム未体験の人にも試してもらえる機会とならば幸いです。

 

RUNEの入手方法

 

RUNE』の特長

  1. 小規模ミニチュアゲーム的なグリッドマップ戦闘
  2. 多様な世界が存在出来る世界設定
  3. 装備で難易度設定が出来る自由さ
  4. ソロTRPG として1人で楽しめるパズル性

 

2〜4までについて

ダークソウルリスペクトのゲームですからレルムの中では「死亡」はしません。ヘルスが尽きると「紋章(シギル)」という開始点に戻ってレルムの攻略を繰り返します。レルムのポイントを探索したり、戦闘に勝利する事で秘密が明らかになると「ロア(伝承)」の値が増えて途中のイベントをスキップしてレルムの「RUNE」を守護するルーンロードと対決をして勝利する事で「RUNE」を得ます。

 

この「レルム」と「ロア」、「ルーンロード」の攻略は7〜10ヶ所の「ポイント」でのイベントを処理する事で進みます。刻印者は成長をしません。刻印者が身に付ける2つの武器、1つの装具、1つのルーンの4つのアイテムが変化する事が刻印者の成長を意味します。

同じシナリオでもどんな装備で攻略するのかで難易度を変えられます。

 

レルムではポイントでポイントアクション(移動、戦闘、学習、調査、深層)をすると「レルムクロック」という時計が進みます。レルムクロックはゲーム内で昼と夜やイベントの発生・消滅条件を設定するのに使われています。このレルムクロックによってポイントの移動やアクションの実施タイミングの順番を考えるパズル性が戦闘だけではない楽しさを増やしています。

 

ミニチュアゲーム的な楽しみ方について

そして私が『RUNE』で気に入っているのが

  1. 小規模ミニチュアゲーム的なグリッドマップ戦闘

です。

4マス ×4マス (A1〜D4)の指定の場所に刻印者、敵、障害物を配置して、縦横に移動させて遊びます。

 

ここから先の解説は 『RUNE』を日本語訳するなど国内に積極的に紹介して下さっているN.S. Miniatures(@miniature_n)さんや私を各種ミニチュアゲームの世界に誘ってくださるJ☆Pコン(@JPMCU)さんと参加者の矢矧(@HMCZSP)さん、ゾノ氏(@z_simesaba)さんのご意見、アイデアをまとめたものになっています。ご協力ありがとうございます。

 

ダイスについて

RUNE』の戦闘では6面体のダイス(サイコロ)を通常は1〜2個振って出たダイスの目を使って行動を決めます。これにより移動したり、相手を攻撃したりと何をするのかパズルのように考える楽しさが生まれています。

 

TiPS

敵のミニチュアの横にヘルスの現在値を管理するためにダイスを置くと便利です。アクション用のダイスとヘルス用のダイスを同じ色にして、敵の数だけダイスの種類を用意すると敵のアクションを決める時はダイスのまとめ振りが出来て便利です。

[写真1]白、黒、赤、ピンクのダイスを使っている例。

ミニチュアの横はヘルスの値。ダイストレイの中はアクションのダイス。

 

[写真2]ネクロマンサーとスケルトンのカード 敵は指定がない限りは基本1d6のダイスを使う

 

[写真3]刻印者の例 刻印者はスタミナ2なので2d6 振って二つのダイスをバラバラか合計値を使う

 

ダイスの目によってどんな行動をするのか記載されているのが読めます。基本的な行動は移動、手傷(ダメージを与える)、ブロック(ダメージ軽減)が有ります。

 

 

戦闘グリッドについて

RUNE』では将棋の様に四角いグリッド(マス)の中にキャラクターを配置して戦闘をします。1つのマスに2体まで同時に入る事が出来ます。

ダンジョン折り紙 を使って2×2マスをRUNE』の1マスとして扱ってプレイすると同じマスに2体配置する時に手軽に操作出来ます。[写真1]参照

 

ダンジョン折り紙について

 

協力型ミニチュアゲームとしての遊び方

この遊び方は一例です。『RUNE』公式では遊ぶ人が楽しめる様に間違っていても構わないし自由にルールを決めて遊ぶ事を推奨しています。良いアイデアが有れば是非試して共有してください。

 

刻印者 4人の時(2023/04/30 テストプレイ時)

・前提: 一回集まってその場で一つのレルムを攻略する想定

     ・戦闘で繰り返しチャレンジしない、生き残ってクリアを目指すため戦闘の難易度を上げ過ぎない

・6×6マス(A1〜F6)の広さにする

・敵の数は増やさない

・戦闘におけるボスのヘルスを2倍にする

    ・刻印者3人は1.5倍、2人は1倍が良さそう

・戦闘にボスと別にネームド(サブボス)が1体いる場合にはサブボスは2体に増やす。サブボスのヘルスも2倍にする。

・戦闘の処理

      ・敵のアクションの決定はプレイヤーが持ち回りで敵のダイスをまとめ振りして、振ったプレイヤーが敵の移動を決める。

     ・刻印者の行動順はスタミナの数でダイスロールしたダイスの目の合計値が小さい順(同じ時は小さい出目が有る方)

     ・刻印者のステップは刻印者毎に移動と攻撃の処理をする

      ・攻撃の結果ヘルスが0になった敵は盤面から排除する(倒した刻印者へのダメージ処理は有り)

            ※ソロルール踏襲だと敵の攻撃と排除は全ての刻印者の行動が終了した時にするべきですが、倒した時の爽快感(&写真映え)に欠けるためテストプレイでは倒す事にした。

      ・「爆炎」の魔法は他の刻印者にダメージを与える

            ・薙ぎ払いなど物理攻撃はダメージにならない

             ※ 全刻印者で魔法使ってしまうと強過ぎると考えてこの制約を加えました。

    ・刻印者がヘルス0になったら、他の刻印者がヘルス2を減らしてヘルス1を与えて次のアクションに参加出来る。刻印者が全滅したら①紋章(シギル)に戻る。

 

テストプレイルール ここまで。

 

この遊び方で戦闘を試したところ丁度良い手応えでしたので、皆さんが試す時の目安となれば幸いです。

 

テストプレイで頂いた意見

テストプレイ時に出ていた意見は下記の通りです。ご自分達で遊ぶ際のルールの参加になれば幸いです。

・「暁のアミュレット」の回復を自分以外の刻印者に振り分け可能にしたい。

・墓石など6が出たら敵が湧き出てくる破壊可能なポイントを作ると緊張感が増えて良い。

・ヘルスの回復や共有は装具やルーンを増やして欲しい。レルム限定装備でも良い。

・ヘルス0で①紋章に戻るのは協力型シナリオでは避けて欲しい。集まった仲間と共有する時間は貴重なので繰り返しで時間を浪費したくない。

・協力型共通ルールは不要。シナリオに合わせてレルム限定ルールでも構わない。

 

その他

ルール関係

・日本語訳 「爆炎」に間合いの記載が有りますが間合いは無い。(日本語訳 購入者はご注意下さい)

・「爆炎」の6には敵の記載が有るが4,5には記載が無いので刻印者にもダメージを与えるのか?

     ・4,5も刻印者にはダメージを与えない。(公式に確認済み)

 

協力型関係

・刻印者1人毎に武器一つ、装具一つ付けらる従者を2人付けて3人操作も良いかと考えたが、戦闘グリッドを狭くした方が良いため、6×6マスの戦闘グリッドを優先して人数は増やさない方が良いとなった。

・シナリオを自作するならダンジョン折り紙で狭いレイアウトを使っても面白い。

・4人で刻印者毎に同じレイアウトでそれぞれに用意する。他の刻印者を助けるなどが出来るか試したが、予想通り協力プレイは生まれずそれぞれに相手を倒して終わりでした。[写真4]参照

・ダンジョン折り紙を4枚から2枚にしてみました。短時間で終了し、途中の戦闘ポイント向けに丁度良いサイズだった。特に爆炎魔法が仲間にダメージを与えるシーンが生まれたりと仲間にダメージ与えて良いか我慢して近接戦闘で倒すかと協力型ならではのやりとりが楽しかったです。[写真5]参照

 

[写真4]それぞれに配置した例

 

[写真5]4人でダンジョン折り紙2枚にした例

テストプレイの結果は以上です。

 

どんなミニチュアを用意すれば良いか知りたい方は下記を参照ください。

RUNE』のルールブックに付属のシナリオ 「グリムコースト」は以下の刻印者と敵が登場します。

レルムを探索する貴方の主人公

・刻印者 1体

・グール 最大1体

・スケルトン  最大3体 +ネクロマンサーの召喚分 最低4体

・狂信者 最大3体

・ねじくれた樹 最大 1体

・傭兵 最大 2体

・ネクロマンサー 最大1体(協力型は2体推奨)

・ロストナイト 1体 

・滅びし王(ルーンロード)第一形態 1体 守備強化系

・滅びし王(ルーンロード)第ニ形態 1体 守備なし中距離重攻撃系

 

RUNEのミニチュア例

あおい(@aoi_derbyana)さんのペイント例

https://twitter.com/aoi_derbyana/status/1651334095698558977?s=46&t=ottlhGbUBHofZZGSgj8dPw

Twitterで #RUNE #ミニチュアペイント で検索すると色々と見つかると思います。

 

RUNE を ミニチュア揃えて遊びたいけど沢山買うのは値段高いのでは?という方にこちらがおススメ。

アンデットセット
ケルトン10体、グール4体、ゾンビ3体
https://frostgravejp.thebase.in/items/2103570

こちらのショップに在庫あり

https://www.ring-tail.com/shop-description.php?La=J&ID=1441126754

 

狂信者 /5体
https://frostgravejp.thebase.in/items/19137456

兵士 1 /5体
https://frostgravejp.thebase.in/items/19137371

兵士 2 /5体
https://frostgravejp.thebase.in/items/19137421

 

 

手元に丁度良いミニチュアがない時は代用のミニチュアや人形に入れ替えても良いでしょう。

 

今回の記事はここまでです。手軽なミニチュアゲーム的に遊べる『RUNE』をソロや協力型で遊ぶ事に興味を持って頂ければ幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。