パンダはカワイイから仕方ない

マエダの趣味に関する話題のもろもろです。

正式版発売前の 「ローグライクハーフ」『黄昏の騎士』を 遊んでみた(脳筋魔法使い編)

 

はじめに

FT書房さんの「ローグライクハーフ」の1stシナリオ『黄昏の騎士』を遊んだのでご紹介します。

 

 

ローグライクハーフ」1stシナリオ『黄昏の騎士』 /FT書房 作:杉本=ヨハネ 監修:紫隠ねこ(発売前公開版)

ローグライクハーフ」基本ルール入手先URL。https://booth.pm/ja/items/4671946

f:id:thmda:20230524081632p:image

2023/05/22発行 規約準拠 https://ftbooks.xyz/ftnews/gamebook/RogueLikeHalf_TOS.pdf

 

2023年5月13日時点で下記が提供されています。

販売予定のシナリオ『黄昏の騎士』が無料で公開されています。

 

無料ダウンロード
ローグライクハーフ_基本ルール_ver.4.5
.pdf
混沌迷宮の試練_魔法の宝物表.pdf
ローグライクハーフ_黄昏の騎士_ver.4.6.pdf
冒険記録紙_ver.1.2.pdf
サンプルキャラクターver.1.2.pdf
冒険記録紙作成の流れ_ver.1.1.pdf
全体の流れ_ver.1.1.pdf

 

ローグライクハーフは主人公が従者を7〜10人連れてマップを攻略するゲームです。ルールやシナリオを読むためのWebブラウザと6面体サイコロ 1つとメモ出来る環境が有れば遊べます。私は一本道モードを通勤電車の中でスマホ使って遊んでいます。なお、『黄昏の騎士』はまだ正式版のリリース前で黄昏の騎士は一本道モードで遊ぶ事になります。

ローグライク」の名前の通り、何度もダンジョンへ挑んで学んだ経験から自分好みの主人公や従者のビルドを楽しむゲームです。従者の多くは生命点1点で攻撃が当たれば死亡する肉の盾ですからパーティーとして愛着が湧くメンバー構成で遊びたい方には向かないかもしれません。難攻不落のエリアを多様な人々が命がけで挑む姿を楽しむのが好きな方にとっては楽しいでしょう。

 

ここではその冒険の過程を紹介しますのである意味「ネタバレ」となりますからご自分で攻略を楽しまみたい方はここから先は読まずに「ローグライクハーフ」を遊んでみてください。上記のリンクは閲覧期間が2週間のため、閲覧期間終了後にこの記事を読んだ方はFT書房さんで正式版の発売をご確認ください。

 

-------------------プレイログ【ネタバレ注意】までの合間----------------

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-------------------プレイログ【ネタバレ注意】----------------

 

キャラクターについて

今回ご紹介するのは主人公は4人目。黄昏の騎士一周目を3回遊んでいよいよ三周に挑むために作成したキャラクターです。

 

4人目の冒険のお話の前に、先人たちの振り返りにお付き合いください。1人目はお宝目当てで器用点を上げても意外と使わず戦闘では射撃の度に【器用ロール】で器用点が減ってしまう上に主人公が相手の攻撃回数の半分を引き受けるルールのため大勢の敵と出会い主人公がすり潰されてしまいました。2人目は技量点を最大値まで上げて幸運点を選んで体力が高まる装備を充実させたところバランスよく攻略出来て技量点MAXと装備による1点の能力値補正の大切さが判りました。3人目では技量点はMAXにしないで魔術点で武具創造して装備による能力値補正を上手く使う事を試して幸運点と同じ装備にした所、技量点1少ないだけで火力不足が深刻だった事から今回の4人目のビルドとなりました。

1人目の時に【器用ロール】をする時に技量点を使うのか、器用点を使うのか選べる事に気がついていなかったので次回はすり潰されない展開も期待出来ると思います。

 

今回の4人目の主人公は技量点1, 魔術点6で【武具創造】【速撃】【氷槍】を学んで両手武器と板金鎧を着て残りの魔術点4点使って速撃呪文で相手を先行して倒す魔法が使える力押し戦士が誕生しました。

従者は一周目は7人、兵士4人、弓兵2人、ランタン持ち1人。所持金は弓兵雇って金貨0枚。

 

ローカルルールとしてランタン持ち以外の従者が戦闘中に片手にランタンを持って参加する時は【攻撃ロール】が-1 となり、戦闘に参加しない無料の従者でランタンを持てるのはランタン持ちに限定としました。

 

以下、記録のダイジェストです。

 

※今回のログでは弓兵が弓攻撃した次のラウンドから近接戦闘に参加していますが、これは誤りです。

武器の持ち替えで1ラウンド消費するため、3ラウンド目から近接戦闘に参加が正しいです。

 

冒険者 4人目プレイログ

 

一周目 

1部屋目 21 『レラヴィリアの里人(Villagers of Relavilla)』

村が滅んでしまい、地下迷宮に逃げ込んで生活をしている人々と遭遇。

反応 歓待 、里人たちは地下迷宮の危険な存在を倒してくれるという主人公たち一行に期待をして金貨30枚の宝を分けてくれた。

 

一周目 

2部屋目 42 『油の入った壷』

1d8で選ばれた兵士2が【器用ロール】 目標値3に成功し、事なきをえる。

 

一周目

3部屋目 65 『ウォー・ジェスター(War Jester)』

傭兵 ウォー・ジェスターが巡回しているところに出くわしてしまう。どうみても相手は剣術に長けた熟練の傭兵だ。主人公は迷わず【速撃】を唱える。

弓兵の先制攻撃は相手が巧みで避けられてしまったが、兵士1,2,3が「5」を連続で出して相手が2回攻撃を繰り出す前に倒す事が出来た。

「だんなの速撃のおかげですね」と兵士たちは熟練の傭兵を連撃で倒した手応えにご満悦の様子だった。

金貨9枚を見つけて先へ進む。

※ウォー・ジェスターは魔法以外のダメージが入る時には1d6の追加の回避判定が有るのをこの時は忘れていました。

 

一周目

4部屋目 中間イベント(一本道ルート による強制発生)

『真夜中の盗賊たち(the Midnight Rogues)』

盗賊たちの不意打ちに【器用ロール】に「5+1」で成功し、不意打ちを回避。

出現数が2人だったので、【速撃】を使わずに倒すことに。

弓兵の先制攻撃があたり、盗賊1が死亡、2はひるまずに襲ってくる。

主人公が防御で「1」のファンブルで盗賊2から1点の傷を負ったが、その次の攻撃で「6」クリティカルを出して盗賊たちが守っていたエリアを攻略した。

金貨30枚が見つかり、これはやめられないなと喜んで一行は先に進んでいった。

 

一周目

5部屋目 44 『選別の刃(Selection Blade)』

1d8で選ばれた兵士2が【器用ロール】 目標値4にクリティカルで成功し、事なきをえる。

 

一周目

6部屋目 51 『ゴブリンの突撃兵(Goblin Assalt)』

爆弾を体に巻き付けたゴブリンが突撃してくる!近接戦闘は出来ないので弓兵2人が慌てて攻撃するが二人ともファンブル!主人公が魔術点3から【氷槍】で仕留めて爆発を防ぐことが出来た。

 

一周目

7部屋目 17が出て、最終イベント1回目へ

『黄昏の騎士(the Knight of the Twilight)』

板金鎧を着た巨躯の黄昏の騎士が立っている。こいつを倒せば迷宮は静かになるはずだ。

レラヴィリアの里人達からも頼まれているしな」と口々に言いながら武器を構える一行。

主人公が魔術点2から【速撃】を唱えた発動を合図に一気に襲いかっていく。

1ラウンド目は主人公と兵士4人の猛攻で黄昏の騎士へ2ダメージを与えたが、敵の2回攻撃にそれぞれ主人公が傷つき、兵士1が死亡する。

2ラウンド目は弓兵2人も近接攻撃に加わり、6人で襲い掛かるもサイコロ目が低く苦戦、防御でクリティカルを2連続で出して拮抗した攻防が続く。

3ラウンド目に主人公がクリティカルともう一撃を入れることに成功、残り5人の兵士は当たらずに板金鎧の硬さに泣き言を言った兵士2に攻撃が当たり死亡。

4ラウンド目に再び主人公がクリティカルともう一撃を入れて黄昏の騎士をようやく倒す事が出来た。

 

部屋を物色するも宝物は金貨8枚しか見つからず、これが本当に「黄昏の騎士」だったのかと訝しみながら合計77枚の金貨を持って主人公達は地上へと戻っていった。

 

一周目 出現マップタイル番号:21,42,65,44,51,

 

主人公は新たに得た経験点1を従者点に使う。金貨を大量に得たので弓兵3人目を雇い、宝物を得る機会を増やすためにランタン持ちを解雇して雇った斥候にランタンを持たせる事にした。

また余裕が出来たので聖水と治療ポーションを購入して、再びあの「黄昏の騎士」を目指すぞと主人公達は総勢9人で迷宮に向かった。

 

 

二周目

1部屋目 15 『迷宮の地図』(Dungeon Map)

ダンジョンの地図を手に入れる。一本道ルートでは使い道がない。

 

二周目

2部屋目 31 『トラップの仕掛けられた宝箱(Treasure Chest with Trap)』

【器用ロール】目標値4。斥候がしたり顔しながら見事に開けて見せるが金貨は1枚しか入っていなかった。

「前回は羽振りが良かったと聞いていたけど違うじゃねえか」と愚痴る斥候。

 

二周目

3部屋目 45  『警報(Ararm)』

1d10でランダムに選んだ主人公がウッカリ警報を鳴らしてしまう。弱いクリーチャーは弓兵3人の前に瞬殺されて事なきを得たが、この警報により次の部屋の10の位が5に固定され、強いクリーチャーとの対峙が待ち受けている。

 

二周目

4部屋目 中間イベント

『真夜中の盗賊たち(the Midnight Rogues)』

今回も盗賊たちの不意打ちに主人公と斥候二人とも気が付いて返り討ちに。

出現数が5人と増えて今回は大所帯を相手にすることになった。

【速撃】で先行するも1ラウンド目は弓兵も兵士も振るわず盗賊1と兵士1が死亡。

2ラウンド目に盗賊234を倒すが、盗賊5に主人公がファンブルして傷を負う。

3ラウンド目に弓兵が盗賊5を倒して決着が着いた。

宝物表の【器用ロール】を主人公と斥候が振って金貨36枚を見つけてご満悦の一行。

兵士1を弔い、主人公は食事をして生命点を回復させると次へと向かった。

 

二周目

5部屋目 55 『カルネーの愛猫(Cat of Carne)』

警報の影響で強いクリーチャーに見える怪しい猫が続く部屋では待っていた!

しかし盗賊達との戦闘で出た盗賊の死体の方へ興味が湧いているのか友好的な態度で部屋を入れ替わった。

 

二周目

6部屋目 12 最終イベント2回目へ

黄昏の騎士と2回目の対峙。やつはアンデットのようで前回倒した時と同じように見えると油断していると斥候が相手の誘惑を受けて苦しんでいるが、【魔術ロール】目標値4をなんとかクリアして正気を保つことが出来た。ランタン持ちがいなくなったら大ピンチとなるところだった。

【速撃】を唱えたのち、2ラウンド目からは弓兵も加わり、敵の攻撃に主人公が傷つくものの従者はクリティカルで相手の攻撃を避けて4ラウンド目に倒す事が出来た。

斥候も参加したおかげで今回は魔法の宝物2つを得て一行は迷宮から出る事にした。

【1】 『貫きの石弾(5個分)』(Bullet of Piercing)
【3】 『換石の杖(3回分)』(Staff of Replacement Stone)

 

二周目 までの出現マップタイル番号:15,21,31, 42,45, 65,44,51,55

 

主人公は経験点を従者点に使用して、再びランタン持ちを雇った。これで総勢10人のパーティーと育ってきた。

『黄昏の騎士』を2回も倒したのに地下迷宮から出てくるクリーチャー達が後を絶たないと連絡が入り、三周目に挑むことになった。やはり地下迷宮を作った「魔術師セグラス」を倒さないとならないようだ。

 

 

三周目

1部屋目 55, 56 『触手獣(Tentacle Beast)』

サイコロ目で55が出て56へ繰り上げ。

この地下迷宮が厄介なのは強いクリーチャーが入口近くにも徘徊している事だ。これまで運よく強いクリーチャーと会っても回避出来ていたが今回は戦う必要がありそうだ。

反応は敵対的で出現数は5体。3体倒せば相手は【逃走】する。

1ラウンド目、弓兵3人がクリティカル含めてサイコロ目が良く、4体仕留めたので序盤で【氷槍】を使うこともなくこの終わらせる事が出来た。

主人公と斥候で合わせて89枚の金貨を見つけ、手持ちの金貨は95枚と増えた。

 

三周目

2部屋目 41 『投げ槍(Spear Thrower)』

ランダムで選ばれた兵士2が投げ槍の直撃を受けて死亡、兵士3が俺が2番目になるのかよと心配そうな顔をしながら弔った後に隊列を整えた。

 

三周目

3部屋目 54 『低級死霊(Apprentice Reaper)』

出現数2体、反応は【ワイロ】を要求してくる。主人公が生命点をそれぞれ1点与えて相手は満足げに次の部屋へと道を空けてくれた。

 

三周目

4部屋目 中間イベント

『真夜中の盗賊たち(the Midnight Rogues)』

出現数3

今回も不意打ちは主人公、斥候共に気が付いて回避し、【速撃】から1ラウンド目に全員を倒して宝物を探すと魔法の宝物があるようだ。

金貨55枚を見つけて全部で150枚まで増えてホクホク顔の斥候をよそに主人公は経験点で発動する魔法道具を見つける。

【6】 『ウォー・ドール』(War Doll)を見つける。

 

ローカルルールで従者点1点を減らすことで経験点を消費とみなして『ウォー・ドール』を起動できるとした。

 

亡くなった兵士2の枠を使って地下迷宮に仲間を置き去りにすることもなく、主人公はワクワクしながら『ウォー・ドール』の起動に成功して、斥候やランタン持ちを護るための後づめを任せ、必要な時に戦闘に参加させる事にした。

 

三周目

5部屋目 15,16 『治療のポーション』(Healing Potion)

治療ポーションを得る

 

三周目

6部屋目 25 『ホブゴブリン(Hob-Goblin)』

出現数6 反応5 【情報】

6体のホブゴブリンに一瞬ひるむが、相手は主人公が『ウォー・ドール』を従えているのを見て、『黄昏の騎士』を何度も倒している噂の一行だと気が付く。

『黄昏の騎士』への最短ルートを教える代わりに彼らを逃がす約束をして、次は8部屋目となる。

 

三周目

7+1部屋目 45,46 『毒ガス(Poison Gas)』

「あいつらに騙されたか?」ホブゴブリン達に教えられた道を進むとそこは毒ガスの罠がある部屋だった。【器用ロール】目標値3に失敗した兵士4は死亡、弔うこともできずに急いで部屋を出る一行。

 

三周目

8+1部屋目 46,51,52  『巨大ネズミ(Giant Rats)』

※46, 51 が既出のため、繰り上がって52へ

出現数10体 反応 【逃走】

弱いクリーチャーとはいえ、10体もの巨大ネズミに驚いたが、驚いたのは相手も一緒だったようだ。毒ガスの臭いが残っていたのかアッという間に逃げて行ってしまった。

ホブゴブリン達が言うほど『黄昏の騎士』の部屋が近くない。本当にこの道なのかと心配になりながら主人公達は先へ進んだ。

 

三周目

9+1部屋目 14 最終イベント 3回目へ

ようやく見覚えのある、『黄昏の騎士』の部屋のドアを見つけた。そっと中へ入ると今回は『黄昏の騎士』がいない。

『黎明の魔術師セグラス(the Mage of the Dawn)』 が判っているぞという顔をしてこちらを見ていた。

こちらで戦闘に参加できるのは主人公と弓兵3人と兵士1と3とウォー・ドールの総勢7人。

 

1ラウンド目 迷わず速撃を唱える主人公。セグラスは兵士の集団に【気絶】を唱え、兵士集団は4で兵士1が気絶してしまう。

続いて弓の攻撃で弓兵3がクリティカルで手傷を負わせ、主人公の近接攻撃とウォー・ドールの2回攻撃の1回がセグラスに当たり、セグラスは自ら収集した『ウォー・ドール』へ命令を上書きをする事が叶わず倒れてしまった。

 

兵士1が気絶から回復している間に斥候は抜け目なく、宝物を探し始め主人公とともに魔法の宝物と金貨35枚を見つける事が出来た。これで金貨は185枚。

【4】 『看破の片眼鏡』(Searching Monocle)を見つける。

 

聖フランチェスコ市へと主人公は戻って『黎明の魔術師セグラス』の地下迷宮を開放したことを報告するとともに、『黎明の魔術師セグラス』が生命点3点しかなかったことに本当にあれが有名な魔術師本人だったのかは判らないと役人に伝えた。

 

魔法道具は自分のものとして、金貨の報酬の一部を生き残った仲間に分け与えてこの冒険は幕を閉じる。

 

以上

 

ローグライクハーフ」 1st シナリオ『黄昏の騎士』プレリリース版 一本道モードのプレイレポートは以上です。

 

次は奇跡を使うキャラクターや魔術師を雇うなども試してみたいと思っています。

 

1d6 で6が出れば、攻撃が当たる、防御に成功するので従者増やしてとにかくサイコロを振る回数を増やすのが 「ローグライクハーフ」の攻略方法かなと思いました。

 

手軽になんども楽しめるのでソロTRPGローグライクハーフ」の正式版の発売が待たれます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。